グロリファイ
世界の美しさを教えてくれ
愛の真実の名前を教えてくれ
僕には何もわからない
この手の中にあるものを守る尊さ以外、何も
アルコォルの淀みと紫煙の向こう側にあるものに価値を見出すため
どうか君の声をくれないか
世界の果てへゆこう
その先にあるだろう新世界をこの目に写そう
そこはきっと柔らかくいたいけな膜で隔てられ
僕達はそれを破るための勇気、いや、悪意や欲望と戦わなくてはならないだろう
美しく素晴らしいものをこの手につかむための代償に打ちひしがれ
涙さえ流せず魂の死を覚悟しなくてはならないかもしれない
けれど僕達はそこへゆくのだ
何度でも 何度でも
何羽の鳥が落ちようと仲間の死を乗り越え鳥たちが渡ってゆくように
僕達はそこへ
新世界へ
修羅に彩られた美しくも気高い世界へゆくのだ